技術士

技術士二次試験 選択科目Ⅱ(応用能力)の対策とキモ

これに引き続き、技術士二次試験の具体的対策を説明していきます。

技術士二次試験 選択科目Ⅱ(応用能力)の概要

解答時間

このパートの時間配分は1時間です。

正確にいうと、選択科目Ⅰ(専門知識)、そして選択科目Ⅲ(課題解決能力)と合わせて3時間30分です。

しかし、選択科目IIだけで許容時間を考えると、これよりも長くとろうとすると他の選択科目がきつくなりすぎますし、これよりも短いと選択科目Ⅱ(応用能力)がきつくなります。

ですから、1時間で解答しきると計画しておくのが妥当なんですね。

審査内容

「これまでに習得した専門的知識や経験等にもとづいて、与えられた条件に合せて正しく問題点を認識し、必要な分析を行い、適切な業務プロセスや留意すべき内容を説明できる能力」

を審査されます。

もう少し簡単に説明すると、

①業務の遂行手順を説明できること
②その業務を行う上で、留意・工夫すべき点を理解していること

ということです。

つまり選択科目IIは、実務を経験していないと、もっといえば自分はすでに技術士であるという意識をもって業務に取り組んでいないと解答を作成するのが結構厳しいです。

これを読んだ今からでも、実務と取り組む方をReviewしてみてください。もしこのように視点がない場合には、改善してみてください。

実務でそのように取り組んでおくことが試験対策になりますので。

そして、キーワード等の整理はもちろう必要なのですが、問題を見た瞬間に論文骨子が頭に浮かぶくらい実務に精通していることが要求されます。

で、技術士二次試験に臨む方はこの部分まではほぼみなさんが実力として持っているので、そうなると「望まれる形式で言語化できる力」が合否の鍵を握ることになります。

応用能力をアピール

「選択科目」に関係する業務に関し、与えられた条件に合せて、専門的知識や実務経験にもとづいて業務遂行手順が説明でき、業務上で留意すべき点工夫を要する点等についての認識があるかを問う内容とする」と要綱には記載されているんですね。

ですから、業務遂行手順、留意点、工夫点については、各設問に解答することで応用能力をしっかりアピールします。

この設問は例年型があり、おおねね部門問わず共通なんですよ。

(1)計画段階で検討すべき事項
(2)業務を遂行する手順
(3)業務を遂行するにあたり留意すべき事項、工夫すべき事項

実は、このような小問があるおかげで、論文骨子の組み立てはだいぶ楽になるんです。
とくに(2)と(3)は応用能力の審査項目になるので重要です。

技術士二次試験 選択科目Ⅱ(応用能力)の論文作成手順(1時間の内訳)

問題文を正しく読み解き、解答イメージをつくる (3分)

ここでつまづいてはいけません。
自分の実務を思い浮かべ、どの具体例で説明を展開するか考えます。

小問にそって章立てをする(3分)

余白にザッと解答のレイアウトを描くとよいです。

わたしがやったことは、(1)(2)(3)の解答バランスを描き、章のタイトルを書き込むことですね。

各小問に対して、節を2つから3つ準備する(10分)

そして、必要であればさらに細分化するために項を立てて、余白のレイアウトにそれを書き込みます。

キーワードをいくつか思い浮かべ、それぞれをどれくらいの字数で書くか決定します。

2枚を40分以内で素早く書く

ここは書きながら考えるのではなく、ほぼ頭の中に解答案ができている状態から、それを紙に転記する感じです。

先のレイアウトの中にできるだけこまかく答案計画を記すことで、リズムよく解答を作成することができます。

誤字脱字の見直し(4分)

最後にこれを必ずやります。
ムダな減点は避けましょう。

絶対にやってはならないことは、時間がないからと言って無計画に解答用紙に解答を書き始めないことです。

パソコン上の文書と違い、文章の削除や移動、フレーズの追加が非常に大変ですから・・・。

試験テクニックにも相当しますが、余白をうまく活用してください。

技術士二次試験 選択科目Ⅱ(応用能力)の対策

本番の解答イメージができたら、今度はそれを達成するための対策を講じます。

キーワードまとめ方

ここは、専門知識対策でのキーワードに新たにこれらを加えます。

・設計、計画上の留意点
・施工、遂行時の留意点
・維持管理上の留意点

あるキーワードに対する上記の視点を各項目100-200文字程度にまとめておきます。

これを各設問の解答する際のキーポイントにするわけですね。

そして専門知識のキーワードパーツも持って来れば、1から1.5枚分くらいの解答部品が揃うことになるからです。

選択科目Ⅱ(専門知識と応用能力)の知識ベースはこの型でまとめておくこと

まったく同じ問題は出題されないですが、どのような問題が来てもこんな感じで回答できるんだろうなというイメージとパターンをもっていると高得点がとれます。

ですから、キーワードと項目のマトリックスを作成するのがよいです。

たとえば、

・抽出蒸留
・共沸蒸留
・反応蒸留
・多管式反応器
・流動層反応器
・ヒートインテグレーション
・デボトルネッキング

のようなキーワードを縦軸にとり、

・キーワードの現状
・キーワードの原理原則、定義
・キーワードの特徴(長所、短所)
・実際の応用例、産業・工業での適用例
・キーワードの課題
・キーワードの課題に対する対策
・今後の展望
・設計、計画上の留意点
・施工、遂行時の留意点
・維持管理上の留意点

を横軸にとってテーブルを作成するんです。

もちろん全部は埋まりませんが、できるだけ埋められるように知識を整理しておくとよいですね。

問題文を読み、このテーブルを用いと論文骨子と解答内容をイメージするというわけです。

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