時間術

独学で「スキル」を獲得しようとすることは、出費にブレーキをかけて時間を浪費することに相等しい

あなたは独学派ですか?それとも誰かに習ってしまう派ですか?

たいていの場合、独学を選択する時というのは、お金を出し渋るときか、もしくはお金がないときなんですよね。

わたしは若い頃、本を読んで、その内容を実践すればなんとかなると思っている節がありました。

わざわざ人に習う必要なんてないでしょ、なんて思っていましたよ。
若気の至りです。

現在ではこの考え方が一概に間違っているとも思いませんが、正しいとも思っていません。

どのような種類のことをどのような方法で学ぶのかという「学ぶ対象の属性」に依存していると思っています。

基本的には、新しい習慣を身につけたい、新しい技能・スキルを身につけたいと思ったときには、独学は効率悪いです。

効率悪いだけならまだましで、効果がないことさえあります。

とはいえ、なんでもかんでもおんぶにだっこで習えば何とかなるはずという他人依存の姿勢になっても、学びの効果が薄れます。

あなたは技術士資格を取得済ですので、どちらの方法をとっていたとしても他人依存のマインドはないとは思いますが。

独学が好ましいケース

独学が好ましいケースは、唯一正解がひとつに決まっているものを学ぶ時のみです。

たとえば資格試験などで、マーク方式のものは独学でクリアできますね。

クリアするまでの所要時間も多くを見積もる必要はなく、ハードルもそこまで高くはありません。

その正解に至るプロセスはさまざまにあるかもしれませんが、ゴールはひとつなので自分がもっともしっくり納得できるプロセスで理解すればよいのてす。

試験に限らず、問題と解が一意的にセットで決まってしまうものは、前例があるわけなのでそれをインストールしてしまえばよいわけですね。

独学が好ましくないケース

では、独学が好ましくないケースを整理しておきましょう。

①一般的な知識が自分に適用できない
②自分の悪い点を自分では気が付けない
③何が自分にとって正しいと思えるのか、それを知るまでに時間がかかる

①一般的な知識が自分に適用できない

自分が身をもって試してみないことにはわからない、気が付けないというケースは多いです。

ググったり、一般的な書籍に書かれていることを実行するだけでは、その真意が伝わっておらず成果が出にくいことがあります。

見落としがちなのは、そもそもの前提条件が異なるという点です。

もちろんこの点を補正して、自分流にアレンジしてみるのですが、そのようなアレンジが自分にとって適正なのか否か、またプラスの方向に動くものなのかマイナスなのか、その感覚を入手するまでに非常に長い時間がかかります

貴重な時間がなんの成果もないままに、どんどん消費されます。

②自分の悪い点・不具合は自分では気が付くことができない

これができる人は相当優秀です。
セルフコーチング、セルフコンサルができる人ですね。

わたしはセルフでできることとできないことがあります。

できないことの代表が筋トレです。

わたしは、ボディメイクとトライアスロンの競技パフォーマンスを上げるためのトレーニングを、パーソナルトレーニングとして相当高い対価を支払って行っています。

トレーニングメニューの種類やそれらの組み立て方は書籍やWebから知識を得ることができますが、それを見よう見まねでやっても効果的なトレーニングを実施することは難しいです。

それぞれの動作において、どこに注力すべきかというポイントが書かれてあったとしても、そのポイント通りに自分の体を動かすことは案外難しいものです。

動作をやりながら、間違っている点や問題点を指摘してもらい、自分のイメージとの差を埋めるようの作業が必要になります。

ま、これは動画をとって見返す方法もできますが、オンタイムでは修正できませんよね。

またアドバイスを受けても、トレーナーの感覚と自分の感覚は異なりますから、トレーナーの言葉を咀嚼し、自分の感覚に変換してアウトプットしたうえで、客観的にそれを確認してもらう必要があります。

このような一連の流れをひとりでできるようになれば、セルフコーチングができていることになり、トレーナーの指導がなくてもある程度はトレーニングを効果的に行うことができます。

わたしに関して言えば、昔見聞きした適当な方法で続けていたら、まったく効果がなかったですね。

技術士の試験の話に例えると、一次試験は独学でまったく問題ありません。
二次試験の択一試験も、ハードルになりません。(平成31年度からは撤廃ですが)

鬼門は論文対策です。

正解の論文なんてありませんから、書いた論文を問題ないか、合格レベルに到達しているのかを自力で確認することができないんですよね。

それの判断ができる人に確認してもらうことではじめて、その論文の完成度や修正点などがわかり、改善することができます。

わたしは論文対策の独学だけは潔くあきらめて、有償で論文添削を受けました。

③なにが自分にとって適切なのか、それを知るまでに時間がかかる

①も②もとにかく長い時間をかけて試行錯誤を続ければ、最適解に近づいてはいきます。

しかし、時間は有限で、貴重な資源であることを伝えています。

時間をかけること自体に価値が見いだせればそのような選択もあるのですがね。

問題がわかったとしても、それを改善するには時間が必要です。

せめて目標設定の部分までは、正しく最速で行いたいですね。

独学でいくか否かの判断

なんでもかんでも有償のサービスを受けることがよいわけではありませんよ。
玉石混交ではありますが、世の中には貴重な情報、有用な情報もたくさんありますので、情報検索したり、検討することも大切です。

ですが、自分が前に進めなくなった時点で「お金を使うか、使わないか」の決心をして、谷間を乗り越えましょう。

失敗することもあるかもしれませんが、その失敗とはどういうことかリスクを見積もっておき、それが許容範囲内であれば、進んでしまうのがよいですよ。

自分の「単価」と相談して、効率よくスキルを習得していきましょう。

副業で稼げるようになることも、今まで述べてきたことに近いものがあります。

わたしはまさに渦中にいます。

なかなか自分の感性と会う書籍に会えないのと同様に、お手本となる方もなかなか見つかれませんけどね。

Web検索したり、あれこれ悩むよりは、それを教えてくれる人を探して、指導を仰いだ方が時間短縮につながります。

どんな人からどのようなことを学ぶのかをしっかり見極めて、必要なら有償で学ぶことを決心して突き進む、これが時間を節約しながら効果的に自分のスキルを向上させられる方法です。

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