時間術

時間の戦力配分を心がける

バリューイノベーションとは

バリューイノベーションという言葉を知っていますか?

「ブルーオーシャン戦略」に出てくる言葉です。

顧客にとって価値にならずに、製造側、販売側の自己満足で過剰品質になっている部分の費用は削減する一方で、顧客側が価値を感じているもののあともう一息リソースをかけられていないところに力を入れる

という考えです。

たとえば、携帯電話で余計な機能は全て取っ払い必要な機能だけを残して価格を下げることや、品質が求められていない機能の品質を下げる代わりにカメラの性能を引き上げるようなことですね。

リソースの「選択と集中」と言い換えることができます。

このバリューイノベーションの考え方を、「もの」の購入に関する時間バリューイノベーションに当てはめてみると、

「毎日使うために接している時間が非常に長く、高品質であればあるほど自分にとってメリットが享受できるものは高価でもよく、そしてじっくり時間をかけて選ぶだけの価値がある。

しかし、使用頻度が少なく高品質である必要がないものについては、お金をかける必要がないし、その種類の選択にも時間をかけない」

ということです。

「もの」を買うに当たって、その「もの」の使用頻度に応じて購入検討にあてる時間を調整するという考え方です。

そうですねー、電子機器で言えば、パソコン、キーボート、マウス、関連して作業椅子、あ、メガネなどは良質ものをじっくり考えて購入した方がよいです。

わたしは会社のキーボートさえ、自前でHHKBに変更しています。(家のキーボードももちろんHHKBです。)

支給された共用のキーボードとマウスは、比較的若手の頃から使うのをやめていました。

HHKBというのはこれです↓

打感が半端なく良いのでずーっとこれを使っています。(親指シフターであることも要因のひとつですが。)

自分にとって、何が不足気味な時間で何が過剰な時間か

限りある時間資源です。

今度は投じる時間のバランスを考えてみます。

自分には必要だと思っていることには、時間戦力を使って勝てる(成果が得られる)最低限の時間は投じなければなりません。

ですが、自分の欲望のままに自分の時間リソースを使い切っていては、すべてにおいて成果を得ることができません

100の戦力を有する敵が一部隊20、5部隊で攻撃してきた場合、総合的には力の劣る戦力80の自分がどのように迎え撃つか?という戦略論でたとえることができます。

相手と同じように自分たちも戦力を均等に分配すると、

敵     自分
1-20 vs 1 -16 負
2-20 vs 2 -16 負
3-20 vs 3 -16 負
4-20 vs 4 -16 負
5-20 vs 5 -16 負

のような戦況となり、全滅します。

これが頭を使わず、闇雲にすべてを勝ちにいって惨敗するバターンです。

ここで、ひとつの部隊が勝つためには戦力21以上であればよいこと、3つの部隊が勝てれば総合的には勝利を収めることができると考えることができれば、

敵    自分
1-20 vs 1 -30 勝
2-20 vs 2 -25 勝
3-20 vs 3 -25 勝
4-20 vs 4 – 0 負
5-20 vs 5 – 0 負

のような戦力配分を行い、3-2で勝利することができます。

勝たなくて良い部分では勝ちを捨て、確実に勝てるような部隊をもつことで、総合勝利を目指す戦略が大切です。

1を騎馬隊、2を弓矢隊、3を砲撃隊、4は槍隊、5が歩兵隊に見立てて、自分たちが得意な戦術に力を注ぐという見方もできますね。

また、収穫逓減の法則といって、ある一定上の時間をかけてもその成果、品質が変わらない点が必ず存在します。

まずはその点を見極め、次にその点自体が過剰品質ではないかと再考し、もしそうであるならば、その成果なり品質なりを下げて投じる時間量を減らすことです。

これはさらに優位に局面を進めることができます。

この戦況の例で言いますと、

1部隊21以上なら勝利できるわけですから、

1-20 vs 1 -21
2-20 vs 2 -21
3-20 vs 3 -21
4-20 vs 4 -0
5-20 vs 5 -0

過剰品質となる戦力は、次の戦いのために17戦力を余裕代として残しておくのです。
想定しない事態が起きた時に、この17戦力をあてがうことができるようにもなります。

前提条件として、相手の戦力が20であると決して見誤らないことが必要ですが。

このようにして、あなたの有限な時間リソースを効率的に使うことが、時間リッチ、つまり量的に多いわけではないけれどもうまく対応できるようになるためには必要なんですよね。
一つひとつのタスクのみならず、人生のゴールに対してもどのように時間配分をするかを考えないといけません。

時間のバリューイノベーションの観点から、時間の投入バランスをつねに考える習慣を持ちましょう。

 

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