技術士

技術士(化学部門)二次試験一発合格者の合格体験記

受験動機

わたしが技術士の資格取得を目指した理由

こちらを参照願います。

受験を決意した時、1回の受験で合格することを決心

これは合格したからそういっているのではなく、本当にそう思っていました。

勉強過程自体が役に立つとは言っても、所詮は資格試験ですからね。

カリン塔に何回も登るよりも、超聖水はさっさと飲んで、「超神水」(猛毒だけど潜在能力を引き出すことができる)を飲んだり、神様の修行を受けた方が強くなれるからです。

単なる通過点ですので、早く通過すぎるにこしたことはないです。

技術士試験は、確かに技術者としての素地や資質を求められるのですが、そこまでたいそうなものでもないと思います。

ある程度年齢を重ねますと、時間が潤沢にあるわけではありませんし、やりたいこともたくさんあります。

少しずつ勉強して数ヵ年で合格するより、集中して1年で合格した方が時間というリソースを別のことに回せます。

独学よりも技術士二次試験対策講座をとることに

時短で攻めると決断しましたので、すぐにある機関の講座をとりました。
(宣伝する気はございませんので、機関名は特に書きません。)

独学でも合格できるとは思いますが、勉強効率が下がることは否めません。

月1回の授業が6回+アルファと、論文添削です。

<セミナーに関して>

全部門共通の内容と技術部門毎の内容に分かれます。

共通のほうは役に立ったと思います。

専門の方は、セミナー自体が大きな収穫ということは特になかったです。

これは、技術部門の講師に依存するものと思います。

ただし、受験願書のCheckや、論文添削は非常に有益でした。

学習計画と勉強すべきポイントはかなり戦略的に

「学習計画」を立てるには結構時間かけました。
毎週PDCAを行うイメージです。

試験勉強を始めて間もない頃は、化学工学、有機化学、無機化学などの教科書、専門書を基礎部分から読み直さないとたちうちできないかなーと思っていました。

しかし、結局最低限のことしかやりませんでした。

とてもじゃないですが、範囲が多すぎて短い時間で頭に入れることは無理だと判断しました。

最低限というのは、択一問題の過去問題で出た部分のみ確実に押さえる作戦です。

過去問から半分くらい出題される傾向が数カ年続いていたので、ここをほぼ完璧にしておけばなんとかなると思いました。

その他が出たらその場で考えるという作戦にしたのですが、この判断、実は結構勇気が入ります。

ですので、過去問の傾向から出そうな分野や項目を絞り、その部分の知識は厚くするところまではやりました。

補強として、一次試験の過去問も7年分くらい完璧にしておきました。

実際の試験では、出題傾向が少し変わり、その場で考える問題が増えてました。
冷や汗をかなりかきながら、択一問題を解いた記憶があります。
60%正解しないと、その時点で不合格になってしまいますから。

自己採点で11/15、試験結果でも11/15の73%でした。

何が何でも60%を取らないといけないわけですが、苦手な科目もあると思います。

わたしの場合は高分子だったのですが、過去問しかやってません。

近年は化学一般の問題も入っているようです。

自分が点数をとるシナリオを作って、択一対策を行ってください。

論文対策は、過去問のキーワードを全て抜き出し

これば化学部門の全ての専門科目に対して行いました。

ある専門科目の問題が、別の年の別の専門科目の問題として出題されることがあるからです。

これを実施すること、問題作成者がどのへんを問題にしてきそうか、なんとなくわかってきます。

これも択一と同様に、出そうなキーワードに注力しました。

技術士試験はどの範囲が出るかはわからないのですが、「問われる型」は決まっているので、それにあわせて情報を整理しました。

業務の時間を試験勉強の時間の一環ととらえることが意外と大事

もともこもない話ですが、実際の業務をどのような姿勢で取り組んでいるかが結構大事になります。

普段からカリン塔に登っているんだという意識をもつことが大切です。

技術士的な視点を持って業務に取り組んでいると、それ自体が試験対策になります。

逆に言うと、仕事中に技術士対策をしておくことほど効率の良いことはありません。

試験を意識しながら業務に携わると技術者、研究者としての力もつきますので、一石二鳥です。

当時わたしは、技術者側と指導者側の両面で業務に携わっていたので、ちょうど良かったです。

勉強時間

では、どれくらい試験勉強をしたのかそれを整理してみます。

二次試験だけですと、356時間です。

一次試験は、よく覚えてませんが、期間にして二ヶ月弱、週当たり平日2時間x4、休日3-4時間なので、50時間くらいでしょうか。(以降、一次試験の内容は割愛します。)

二次試験対策の学習時間実績を下の表に示します。(単位はhour)
投じた時間はほぼ全て記録しています。

記録漏れにより少ないことはあっても、多いことはありません。

50時間以上やっている月が2月、6月、7月の3ヶ月しかありませんね・・・。

この時間は、机に向かっている時間だけではなく、キーワード集を自分の声で録音して、それを歩きながら聴くことや、通勤時の車で流すという「ながら時間」も含まれています。

また、学習計画や願書を書く時間、口答試験対策全てが入っています。

まさしく、技術士二次試験のために投じた時間です。
本を探す時間や、Webで検索する時間は入っていませんが、これらの時間は別の類似の時間に使われていたはずなので、ノーカウントでも問題ありません。

筆記試験対策では300時間程度になります。

次のグラフは、上のテーブルをざっくり4項目にまとめ、時間パーセンテージを示しています。

どれくらいの時間を投入する覚悟がいるか、参考にしてみてください。

論文対策とはどんな感じか

わたしが書き上げた論文の添削では、学術的なことを指摘されるわけではなく、書き方や伝え方のアドバイスが多かったかなと思います。

これが非常に有用でした。

「この内容を書かないと得点にならない」っていう小論文的な試験ではないのです。

間違ったこと、嘘を書いてはいけませんが、合格点に到達する論文は、いく通りも存在します。

二次試験論文対策本も読みましたが、化学部門のそれはなかったこと、またその他の部門だとしても、わたしの考えるアプローチと異なり、流す程度で終わりました。

初めのうちは、一枚(600字)ものを書き上げるのに、3時間くらいかけて書いてましたね。

トレーニングを続けることで、問題を見た瞬間に、1枚を20分くらいで書けるようになったと思います。

口頭試験対策はかなり時間とりました

ここですべると、また筆記試験から合格しないといけません。

ここまで来たら絶対落ちたくなかったので、超入念に準備しました。

カリン様に、カリン塔の下に落とされないようにしました。

準備はできる限りのことをやり、本番も完璧だったでしょう。

かなり重要な点としては、受験願書を書く時点で、口頭試験のことまで考慮しておく必要があるということです。

願書を書く時点ですでに試験は始まっています。

その上で、準備することになります。

まとめ

なかだるみはありましたが、試験において重要なポイントを抑え、比較的短い時間で合格レベルまで持っていきました。

この戦略は、なかなかよかったと思います。

ぜひ参考にしてもらい、願書を出していただきたいと思います。

ちなみに、わたしの部下もわたしが合格した数年後、合格しました。

毎日、業務における技術報告書を真っ赤にして添削したり、考え方を修正したりしていたことも功を奏したことでしょう。

 

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