あなたはサラリーマン年収に不満がありますか?
わたしはですねー、本業に不満があるわけでもなく、収入面でも目くじらを立てるほど悪いわけでもありません。
でも、一念発起して取得した技術士資格を収入面で全然活かしていないこと、またもっと収入が増えないと自分が望むことがかなり制限されるな〜ってことに気がつきました。
かといって、管理職世代にもなると、簡単に転職なんでできないじゃないですか。
理由なんて書かなくても、ま、察しつきますよね。
年収が2倍3倍になるようなヘッドハンティングされるなら、ほんの少しは考えるかも知れませんが・・・。
ま、技術畑でサラリーマンやってきた人にそんな話はまず入ってこないでしょう。
同業に転職してもほぼ収入変わりませんので、新規業務に従事しなくてはならない分、スキルや技術などの習得にむしろ時間が必要になります。
今の延長線上には、どうあがいても収入が増えないことだけわかっているんです。
と、このように考えると「サラリーマン年収をいかに増やす」か考えるよりは「収入源をどのように増やし、そしてそれぞれをどのように育てるか」の方が近道だと思うのです。
そこで、金持ち父さんのキャッシュフロークワドラントで掲げられている有名な図を使って考えてみましたよ。
改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる (単行本)
実はこの本、改定前の本を15年以上も前に読んでいました。入社してすぐの頃です。
新入社員の頃は、自分は「ラットレース」に巻き込まれている!脱出したい!なんて思っていましたが、
結局自分は貧乏父さん側の働き方を15年以上続けているとあらためて気づかされました(笑)
最近の20代には、会社なんてやめて好きなことをして稼ぐ!みたいな人もチラホラおりますが、わたしはサラリーマンであることが「悪い」とは思っていませんし、もちろん今後も続ける予定です。
世の中の働く人の種類は4種類ですが、別に複数持ってもいいですよね
有名な話なので、わたしがわざわざ説明するまでもないとは思いますが、要点だけサッと説明しておきます。
世の中のお金の稼ぎ方には4種類のいずれかに集約されます。
それは、
E:Emplyee(従業員)
S:Self Employed(自営業)
B:Business Owener(ビジネスオーナー)
I:Investor(投資家)
EとSは自分の労働力と時間の対価を給料としてもらい、BとIは仕組みもしくはお金がお金を稼いでくれる。
EとSはお金で負債(マイホーム、自動車等)を、BとIはお金で資産(不動産、株式など)を購入する。
このように左側と右側は完全に対照なんです。
筆者はできるだけ右側のBとIになることを推奨しています。
(右、左の領域の中では、下側の方が少しだけ平均収入が多い傾向があるかもしれませんが、一概には言えないでしょう。)
ですから、この図の理解をE→S→B→Iと段階的に変えていくことが大事であると理解するのは正しくありません。
あくまでも左から右へのシフトが「金持ち父さん」になるには重要だということです。
そうは言っても、わざわざひとつに絞る必要ないですよね?
なんなら、EでありBでありSでありIであることの方がメリットがあるのではないかと考えました。
昨年までのわたしの収入源
E:100
S:0
B:0
I:2
注)%で表示するといちいち計算が面倒なので、Eでの収入を100とした場合のおおよその比で表しています。
完全にEの人です。Iの部分も本来の意味でのIではありませんしね。
Eで得た給与を毎月定額ドルコスト平均法で積立投資して年率数%で運用しているにすぎません。
ただし、Iの部分は元本が利益を生み出しているので、不労所得には相当しますね。
現在のわたしの収入源
E:100
S:0.2
B:0.2
I:2
2018年の年始から、趣味のブログと技術士の試験情報のブログを始めまして(このブログではないですよ)、ようやく収入が入るようになってきました。
ま、税金を納める必要のないくらい微々たるもんですけどね。
そして、EとI(積立投資)以外から自力でお金を稼ぐということがどんなに大変なことかもよくわかりました。
この芽をなんとしてでも着実に育てていかなければなりません。
1年後の目標
1年後には、このようになることをGoalにしました。
E:100
S:5
B:10
I:2
ざっくりいうと、1年後にサラリーマン年収の10%分相当をBで、5%相当をSで稼ぐという算段です。
Eでのふるまい
基本現状維持です。
とにかく生産性が上がるように、勤務時間だけは最小になるようにすることが重要ですね。
Sでの考え
ここでは、社外にて技術士の資格を活かすことにします。
現在は、技術士試験の有用情報を発信するブログでのGoogleアドセンス収入です。(趣味であるトライアスロンに関するブログでもあるので、こちらの貢献もあります)
引き続きブログを活用してアクセスを増やしGoogleアドセンスの収入を増やすようにします。
そして、このSでのゴールは技術コンサルの顧客の獲得にしています。
これを副業としていかに達成していくか、試行錯誤していきます。
Bでの考え
これは自分のビジネスを持つということです。
つまり、自分の製品を持ち、それを自分でセールスして利益を得ることを指します。
これについてはブログが起点となり、そこから派生して技術士二次試験関連のkindle本を2冊出版することができました。
ご存知の通り、技術士試験は年に1回しかないため年中売れるとは思っていませんが、幸いなことにペンネームで書いた書籍であるにも関わらず販売実績を得ることができています。
実名顔出しでなくても、あるひとつの収入の形を作れたことは、非常に大きな収穫です。
このようにして、自分のリソースにあるものを製品化して販売するビジネスをブラッシュアップさせていきます。
Iについて
貯金額、つまりドルコスト平均法による投資に投じる金額は増やしています。
投資家になることは考えていませんので、これについては年率数%の運用を継続しようと思います。
まとめ
インターネットで世界が繋がっていますので、副業で技術コンサルをするにしても、自分の製品を作って販売するにしても、昔のように人脈がないと何にもできない!なんてことにはならないと思っています。
そんな中で、サラリーマン技術士が勤務先でしか技術士の専門性を活かせないなんて、この世の科学技術の発展に対する損失でしかありません。
わたしは自分を実験体として成果を得てそれを発信し、なんとしてでもサラリーマン技術士の活路を見出そうと思います。
サラリーマン技術士が複数の収入源を持つことほど、世にとって、そして本人(とその家族)にとって良いことはありませんからね。