時間術

最終更新日: 2018.12.20

時間割引率の概念とスキルの蓄積

時間割引率とは

行動経済学には、「時間割引率」という考え方があります。

この時間割引率は「高い」「低い」で評価するわけですが、要は

未来の1年間をいまの1年間に比べてどのくらい低く見積もってしまうか

ということです。

時間割引率が高いと、今さえよければよいという発想になり、問題解決を先延ばしするくせがつきます。

こうなると、「時間割引率が低いほうがよい」ことは明らかですよね。

この時間割引率を低くするためには、

「数年先の自分の時間を、現実感を持って現在の時間と同等程度に大事に考えることができるか」ということが重要です。

別の言い方をすると、

緊急ではないけど重要なことをコツコツと積み上げることができるか

とも表現できます。

つまり、今現在取り組んでいることには未来がある、先立つものがあるというように、現在の時間と未来の時間をしっかりと連結できるようにするのです。

もう少しわかりやすく説明していきます。

「時間割引率の高いこと」というのは、たとえばサボったらすぐにそのサボったことが結果として現れるようなことです。

明日の漢字試験のために所定の試験範囲を学習することはどちらですか?

はい、時間割引率の高い行為といってもよいですね。

今日勉強することが重要で、明日では無意味となり、目先でやることの価値が高いからです。

このような考え方は一事が万事よくない方向に転がります。

念のため伝えておきますが、明日の試験のために今日学習するという行為自体を否定するものではありませんよ。

現在の行為と未来での行為の価値の落差が大きいというたとえです。

別の例ですと、ダイエットも理解しやすいです。

今これを食べないとやってらんねーって思ってバカ食いする人が時間割引率の高い人、
今これを食べたら中長期的には太る方向になるはずだと考えて、節制することができる人が時間割引率の低い人です。

もちろん、今日バカ喰いどか食いしたところで、翌日すぐに肥満になるわけではありませんからね。
それでも短期間のうちには目に見えるようになりますが・・・。

時間割引率の低い行為というのは、時間割引率の高い行為と比較してその変化量が少ないため、未来の姿がイメージしにくいんです。

これを現実感をもってイメージできるようになると、このままでは数か月後に腹回りがやばいことになる、とその姿が浮かび歯止めがきくようになります。

マイナスの例を挙げてしまいましたが、プラスの方向でも同じですよ。

筋トレを着実に正しく続けていれば、マッチョになる、よいプロポーションになるとか。

この学習を続けていれば、将来的にこのスキルが獲得できるし、定着もするとか。

いかがでしょうか。

時間割引率の概念をインストールできましたか?

そして、時間割引率の低い行為を選択していこうという気がもてるようになりましたか?

スキルの蓄積

今後、ビジネスでも趣味にしても、頻繁に使う可能性が高いと予想されるスキルについては、いまのうちに時間を費やしてでもそのスキルを高めておいた方が、将来の時間を圧倒的に削減できます。

時間投資という考え方です。

もちろん、今から蓄積しようとしているスキルが将来には必要なくなり、ムダになってしまう可能性は否定できませんが。

ですが、将来的に役立つであろうスキルというのは、多くの場合一朝一夕で身に着けることはできません。

もしできるのであれば、必要になったその時に短時間で習得すればよいだけですからね。

ですから未来の自分にとって役立つであろうスキルは、それが必要だと思い立った時からコツコツと積み上げていく必要があります。

これがまさしく時間割引率の低い行動になるわけです。

今わたしが着目しているのは、

Webを用いた情報発信力とマーケティング

というスキルです。

わたしはこれらのスキルが、独立技術士だろうがサラリーマン技術士だろうが、これからの技術士にとって必須スキルと見立てています。

先行して積み上げることで、一歩リードできるようにしておきます。

今投じた時間は、将来的に多大な時間削減となって戻ってきますし、恩恵もあるはずです。

あなたは何かひとつでも思いつきましたか?

自分の将来の時間は、現在からこのような視点で管理していきましょう。

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