今回の課題は「満足した、満足な」に関連する単語の使い分けになります。
意外と間違えやすいかもしれません。
しっかり覚えてしまいましょう!
その映画の不満なところは、下手な照明がときどき見られることだ。その照明のせいでいくつかのシーンがよく見えなかった。
作文例
An unsatisfactory aspect of the movie was its use of bad lighting at times. The lighting made some scenes look not so good.
わたしの作文
(E)The (F)unsatisfied point was that (G)poor lights(G) (H)were sometimes appeared(H).
Due to (I)them, I could not watch several scenes.
添削結果
(E)An (F)unsatisfactory point was that (G)bad lighting(G) (H)was sometimes seen(H).
Due to (I)the lighting, I could not watch several scenes.
<解説>
「その映画の不満なところは」の部分は An unsatisfactory point (of the movie) で表すことができます。
冠詞は the とすると「その不満な」となり少々不自然となってしまいます。
「下手な照明がときどき見られる」の部分では、bad lighting で「下手な照明」という意味になります。
appear は「現れる」「登場する」という意味の動詞ですので was appeared ですと少々不自然で、was seen(見られた)が適切となります。
unsatisfied と unsatisfactory ですが、辞書を確認しても双方共に「満足した、満足な」という意味で細かい語彙の違いがわかりにくいです。
一般に -ed で終わる形容詞は「人の一時的な感情」を表します。
例)surprised / excited / disappointed / annoyed / amused / puzzled / embarrassed
主語は「人」になります。
例) I am satisfied with the movie.
→ 映画の内容が期待通りだった場合は「わたし」は satisfied という気持ちになります。
saticfactoryの主語は「もの」や「こと」になります。
例) The movie was satisfactory.
→ 映画の結果が満足いくものだった
もうひとつ類似の単語には、satisfyingもあります。
これはsaticfactoryにより意味が近いですが、saticfactoryがある満足基準を満たしたかどうかの評価に対して、satisfyingはもっと感情的に満足できたかどうかでしょうか。
別の言い方をしますと、satisfactoryが定量的な満足に対して、satisfyingが定性的な満足ですね。
例)The movie was satisfying
→映画は充実していた、映画に満足した
この3つの例文とその意味、イメージをセットで頭にとどめておきましょう!
ではでは。
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