シンガポールでの電車乗り降りのマナーについて
シンガポールのMRTって?
MRT(Mass Rapid Transit)は、シンガポール内をくまなく走っている電車・地下鉄のことをいいます。
無人運転でして、運転手も車掌もいません。
全てコンピュータ制御となっています。
日本よりも技術が進んでます。
MRTの各駅は、落下防止策が施されているだけでなく、並び方がしっかり表示されています。(日本にもありますが)
これから乗車しようとする人も、しっかりレーンを守って並びます。
通勤時間帯には、”階段付近には止まらないでください”おばさんが何人かホームにいます。
彼女たちの仕事は、みんなが階段近くの入り口から乗ろうとして、その付近だけ人数が多くなるのを防止するために、声かけをするって仕事です。
とても良い文化です!
中国のような、割り込み上等の国とは大違いで、安心できます。
降りる人よりも我先に乗り込もうとする人って・・・
しかし、時にシンガポールも昔の!?日本のある地域のように、降りる人よりも我先に乗り込もうとする人が現れます。
そうです。
あの秩序だった列がいきなり崩れるんです。
最初は、みんな良い子にしているのですが、いきなり「我こそは〜」ってSelfishになります。
わたしが降りる側の時には、乗ってくる人たちを何人外に押し戻したことか。。。
「Excuse me!Excuse me!」なんていっても、この乗車の波は止まりませんからね。
一度流れが出来たら、それを巻き返すのが大変です。
時には強引さも必要^^
降りる人がみんな降りたら、乗りましょう!
緑の矢印が先で、赤は止まって待つと。
まじかって思いを経験するの巻
ある日のこと、わたしは乗車列の後方に並んで電車を待っていました。
電車が到着し、みんなズラズラと降りてきます。
みんなが降りてから乗ろうと思い、わたしの前と、さらにその前の人と、計三人で行儀よく待っていました。
扉が閉まる音が流れてきます。
トゥトゥトゥトゥトゥトゥ
先頭の人が乗った瞬間、
プシューーーー
プシューーー!?
警笛が鳴り止む前に、なんと扉がプシューって閉まりました。。。
わたしの目の前の人は、挟まりそうになってました。。。
日本の場合、駆け込み乗車は論外として、並んで待っている人がいる場合は、確実に乗るのを見届けてから扉が閉まります。
満員電車で乗れない場合には、乗ろうとしている人がしっかり後方まで下がり、乗る意志を辞退したことを確認してから閉まります。
この辺は車掌の所掌です。(あ、難しい笑)
車掌の責任です。
シンガポールのMRTは、違います。
ある一定時間で扉が閉まるんです!
こう考えた時、以前の経験が蘇り、腹落ちしました。
あの割り込み乗車です!
ある時間経つと扉が有無も言わさず閉まるので、気合いで乗るしかないわけなんです。
理由、納得できました。
ちなみに、たった今乗った人は奥に行かず、ドア付近に滞在する人が多いもんだから、何人かは無理矢理乗り込まず次の列車を待つことになります。
この経験の思い直すと、わたしが乗ろうとしていた乗り場だけ列が長かったんです。
比較的階段に近かったためです。
あの”階段付近には止まらないでください”おばさんも、いませんでした。
おばさん、役に立っているかもしれません。
まとめ
MRTのドアは、乗り降りする際、ある一定の時間で閉まります。
並ぶ際は、とにかく列の短いところに並んでください。
逆に降りるときは、もし内部の方にいたら、少しずつ扉側に移動し、すぐに降りられる準備をしていてください。
乗車時間が長い時はできるだけ内部の方に、そうでない時はドアサイドに移動しておくこと。
そうでないと、扉が閉まることを懸念して乗り始める人の波に飲まれ、自分が下りられなくなります。
MRTでのポジショニング、超大切です!
ではでは!
シンガポール生活 いまやアジアの経済大国、されど意外と不快なことも多い!