ダイバーシティ職場での不快な職場環境を改善する方法(Mr.Jの前編)の続編です。
メールの返信にて
原文
Bucho,
Sorry to hear about your discomfort.
Perhaps Mr.J is not aware of your discomfort.
I will talk to him discreetly on this matter.
Actually, what you experienced is quite common in Singapore.
For example, in the hungry ghost festival (in the seventh month of the chinese calendar), many Taoists burn incense paper, sending smoke into the nearby environment and causing discomfort and inconvenience to other non-Taoists.
However, we have learnt to “give-and-take”^, to make mutual concessions – so as to be able to live together peacefully as a country.
^ e.g. close windows whenever you smell smoke or see burnt incense ash in the air, avoid the bins used for incense burning as much as possible.
This time may be your first such experience, but I’m sure there will be more to come in the future. In any case, please do bring up and we can discuss together.
Thanks
日本語訳
ダイ
不自由をおかけしてごめんなさい。
たぶん、Mr. Jはダイの不快感に気づいていないと思います。
この件について、Mr.Jに体よく伝えておきます。
実は、このようなことは、シンガポールの多民族にはよくあることなんです。
例えば、太陰暦七月の餓鬼祭りでは、Taoistsたちはたくさん抹香紙(たぶん匂い紙のことかと)を焼いて、その煙を近隣に撒き散らし、Non-Taoistsに不快な思いや不便な思いをさせます。
でも、「持ちつ持たれつ」や「互いに譲歩する」ということを学びました。
平和的に共存していくことができるように。
今回の件は、ダイにとっては初めてのことかもしれませんが、今後もさらにこのようなことが起こりうると思います。
そんな時には、わたしに伝えて下さい。そして一緒に相談しましょう。
以上、こんな内容でした。
この返答は、今回のようなことはよくあることだから、文化のひとつとして理解し、我慢することも必要だよ、とも聞こえます(笑)
でも実際には、Mr. LはMr.Jに体よく伝えてくれたみたいで、その後から、遠慮気味にしてくれるようになりました。
頻度もだいぶ下がりました。
ちなみに、わたしとMr.Jの仲は良好です!
教訓
シンガポールに限らず、海外に行くと、予想もしない環境に直面することがあります。
そんなときにはぜひ抱え込まず、誤解を恐れずに吐き出しましょう。
逆に日本よりも容易に事態が好転する可能性がありますよ!
ではでは。
ダイバーシティ職場での不快な職場環境を改善する方法(導入編)