トライアスロン

レース当日のTSSを今後どのようにトレーニング計画に活かせばよいか

レースに向けてTSSを管理しながらトレーニングに励む方は多いのではないでしょうか。

またこれからTSS管理をしながらトレーニングをしていきたいと思っている方もいるかもしれません。

TSSがまだよくわからない方は、まずこちらでTSSとは何かを知っておいてください。
TSS(Traning Stress Score)とは?トライアスロンのトレーニングには疲労の管理が必須!

 

さて、トライアスロンレースの負荷というのは、選手のレベルによって異なる話をしました。
トライアスロンレースのダメージに関する考察

ロングレースのTSSを確認する前に、わたしの先日のロングレース分析により、スイムのFTペースとバイクのFTPを補正しましたので、レース当日のTSSを補正しておこうと思います。

スイムのsTSS見直し

ロングレースにおけるスイムパフォーマンスの分析とLTペース、スピードゾーンの見直し

こちらにて、スイムのFTペースを2:07から1:57に修正しております。

この時、sTSSは22%下がりますので、134 x 0.78 =105となります。

バイクのTSS見直し

ロングレースにおけるバイクパフォーマンスの分析とFTPの見直し

こちらにて、TSS: 447 → 275に修正しています。

ランのrTSS見直し

ランは、ランのFTp(4:42)が妥当だと思いましたので、見直しを行っておりません。
タイムが遅くなってしまったのは、単に地脚不足で遅かっただけですので、ここは特に見直す必要ありません。

ランのTSS、rTSSは219

これを補正すると、補正前800に対して、修正後599となります。

レース当日のトータルTSSは 600ということになります。

トータルTSSが200低く補正されたとしても、TSS600というのは非常に高い数値です。数日間は休養が必要なのも理解できます。
実際わたしは丸四日、完全休養にしました。

1日当たりのトレーニングストレススコア(TSS®)の目安

TSSが150未満 – 低(回復は概ね翌日までに完了)
150-300 – 中程度(翌日には疲労が残っているかもしれないが、2日目には疲れがとれる)
300-450 – 高(2日後でも若干の残留疲労が存在する可能性がある)
450以上 – 非常に高い(数日続く可能性がある残留疲労)

レース当日のTSSの活用方法

で、この数値をどのように活用するかということですが・・・。

次回のロングレースに臨む際の目標タイム算出や強度算出に役に立つのではないかと思っています。

色々前提付きになりますが、まずわたしのレース予算をCTL66で600と仮置きすることができます。
(レース当日のCTLが66にまで低下していました。)

TraningpeaksのCTLは体力を示しており、これを上げるために日々トレーニングをしていくわけですから、レース当日のCTLと、当日の許容TSSを関連づけて考えてもよいはずだと考えました。

では、一例を考えてみます。

スイムはFTペースも目標時間も変わらないとすると104となります。

ランは5:50(8:17min/km)→4:34(6:30min/km)で走ると仮定すると、rTSSが219か276に増加します。
計算式は省略しますが、こちらの考え方に基づいています。

TrainingpeaksのrTSS算出はどのように行われているのか : rTSSの補正について

次に、トータルの許容TSSを変えないとすると、rTSS増加分をバイクの予算TSS275から減じないといけませんので、それが218になってしまいます。

これはさすがにバイクの目標TSSとしては低すぎで、今回のゴールタイムよりも遅くなってしまいます。

ではどう考えるか。

ひとつは、rTSSが今回のレースと同じになる強度とFTpを探ることになります。

計算しますと、FTpが4:42から4:12になると、強度IFは0.567から0.646に増えますが、走行時間が減少するのでrTSSは同じになります。

この結果を一言でいいますと、、

スイムとバイクのパフォーマンスおよびCTLが今回と全く同じ前提で、ランのFTpを4:42→4:12にすることができればトータルタイムを1時間20分短縮できる可能性を示しています。

言い方を変えると、トレーニングをランのパフォーマンス向上に特化してFTpを30秒短縮できれば、トータルの体力も今回と同じで、ゴールタイムが1:20短縮できるということです。

別の観点では、しっかりトレーニングを積んでCTLを70に調整できてレースに臨む場合、予算のTSSを700近くにできるかもしれません。(一点したデータがないので適当です。)
そうなると、FTpは同じでも6:30ペースで走れ切れることも考えられます。

この場合はスピード重視のトレーニングよりも、あくまで体力の向上に向けたトレーニングを行うことになります。

このような考え方をバイクやスイムにも適応し、FTPやFTpの向上、CTLの向上などどこを底上げするのがトータルのレース時間が短縮できる可能性が高いか、また自分のポテンシャルがどこなのかを探るのです。

本番レースでの基準ができるとこういった検討ができるようになりますね。

ではでは。

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